ご利用は計画的に! 2024.10.30
前回に続き助成金について。
有名なところをいくつか見てみると日本学術振興会が提供しているのは、海外特別研究員という制度で、
申請資格には『博士の学位を取得して5年未満の者』とある。
またその他でいうと、上原記念生命科学財団の海外留学助成金は、応募資格を〇〇年以降出生の者としている。
さらにここは、若手研究員を一般の研究員と区別していて、さらに4年ほど若く設定している。
(出典:上原記念生命科学財団より)
これにより、ゴリゴリに鍛え上げられた歴戦の研究者の中であっても、
よちよち歩きの若手研究者が助成金を獲得できるようにしているわけだ。
それで、具体的な年齢だけど上原財団を例にとるとだいたい、
応募時点の年齢が一般で40歳未満、若手で35歳未満(それぞれ医学部等6年生学部卒業者)となっている。
はい!ここで計算してみよう!!
諸君が医学部を現役で合格してストレートで卒業した場合、24歳。
初期研修医2年間やって、26歳。
基礎領域の専門医を取得するのに3年(29歳)、
さらにサブスペシャリティー領域までとなるとさらに1-3年(30-32歳)、となる。
(出典:日本内科学会より)
この間に例えば大学院などに入学して研究して論文書いてなどしていると順調に行っても4年なので、
あっという間に若手の基準である35歳に到達してしまう(それぞれ研修や大学院入学は時期がかぶることが多いので実際にはもう少し余裕があるかも)。
この間に渡航先、投稿先での研究テーマ(やりたいこと)などを決めていく必要があるので思ったより時間がない。
一度しかない人生!まさにご利用は計画的にだ。
つまり何が言いたいのかと言うと、留学したいという思いがあるのであれば備えておく必要があるということだ。
実際にできるかどうかは運次第な部分が多いのだけれど、
いざチャンスが巡ってきた時に直ぐに行動を起こさないと、せっかくの機会を最大限生かすことができなくなってしまう。
差し当たって今すぐにできることは…
次回、○○力を爆上げせよ!
Moraine lake と Ten peaks
Royal Tyrrell Museum
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