greeting センター長挨拶

地域に必要とされ、総合的臨床能力を持つ医師を養成する「虎の穴」である「総合診療・総合内科センター」がこの度設置されることになりました。福井県のみならず、全国の医師に門戸を開き、学習・経験の機会を提供します。

日本全国の患者さんに寄り添う臨床能力の高い医師を養成します。臨床能力のみならず、共感力、ユーモア力なども大事。冗談の一つも言えない、すぐ怒る堅物な医師ではダメなんです。知識・技術、そしてプロフェッショナリズムを兼ね備えた医師になりましょう。医療現場は緊張の連続も多いですが、適度な緊張に加え、前向きなリラックスした環境も高いパフォーマンスを得る上では重要です。ホラ、当センターのスタッフの常に楽しそうに笑っていること。だって楽しんだもの。笑顔の絶えない当センターで修業して、幸せを与えられる総合診療医・総合内科医を目指してください。

我々の専門性は「守備範囲の広さ」です。検査の絨毯爆撃はいただけません。最短距離で最適な診断を見出せるようになりましょう。もちろん、必要に応じて適切な臓器専門医への紹介も必要になります。総合診療プログラムでは、内科、救急、整形外科、小児科などいろいろ経験してもらいます。総合内科プログラムでは、内科全般にわたる知識・技術を身に着けてもらいます。「うちじゃない」と患者さんを断ることはなくなりますよ。

様々な臨床現場での経験、グローバルな視点を持った世界とつなぐ勉強の機会(海外講師セミナー)、各種ハンズオンセミナー、多職種連携勉強会など多くの学ぶチャンスを用意しました。人生は競争ではなく、旅です。いろんな凸凹があった方が楽しいんだから。良医への「いい道」は、決して「楽な道」ではないです。無駄な努力や失敗はきっとあなたの幅を広げる糧になります。全国の若先生のみなさん、是非当センターを大いに利用し、我々を踏み台にして(ムギュッ!)、みなさんの輝かしい医師人生を実りあるものにしてください。待ってるよぉ~!!

総合診療・総合内科センター長
林 寛之拝